FDcloneをクラウドのサーバーにインストールする。

98(MS-DOS)の時代からFD(ファイル&ディレクトリ管理ソフト、ファイラー)にはお世話になって来た。
売上速報を表計算で出力する為に大活躍だった。
その頃の表計算のシートは1ファイルが1シートだったので、日に数回、速報を作る為にファイルを簡単明瞭にコピーする機能が必要だった。
そしてそれをさらに催事別、日付別にディレクトリを分けて管理するにはFDが最適だった。
起動はFDとキーを押せばいいのだが、このキー位置は秀逸である。

それから時が経ち、Linuxに興味を持ったが独特のディレクトリ構造やファイルの関係などがわかりづらい。
特に設定ファイルがどこにあるのか分かりにくくて仕方がない。
まだ日本語環境も別途インストールして構築する必要があった頃である。
Slackwareを使った後、PlamoLinuxを試している時にほとほと困り疲れ果て、
「FDがあったらなぁ〜」と起動しないであろうFDキーを諦めつつ押してみた。
すると、なんということでしょう。(ビフォーアフター風なイメージでお願いします。笑)
FDが画面に表示されるではありませんか。
よく調べてみると白井隆氏作のFDcloneというソフトで中身は氏が全く別途開発されたもの。
インターフェースがFD仕様ということらしいのですが、ユーザーから見るとFDそのものに見えました。
とにかく、Linuxの理解が進んだのはFDcloneのおかげでした。(もちろん、PlamoLinuxに標準装備されていたからこそですが。)

その後、Emacsにファイラー機能が付いていることを知ってからは、プログラミングや設定ファイルを編集する際はそちらを強制的に使うようにしていました。

さて、最近は個人でもクラウド環境でLinuxサーバーを使える時代になってきました。
なるだけ不要なソフトを入れないようにしたいので、簡単な編集はviで済ませています。
その他の作業でもクライアントで可能な作業はクライアントでやってサーバーに送り込みたいと考えるようになりました。
しかし、lsコマンドでファイルやディレクトリを管理するのは大変です。

やはり、使い慣れたFDcloneをインストールすることにしました。