風間健介という写真家が亡くなっていた。

 30歳の頃、バイクで北海道を旅した時に、梁山泊という家の後ろの公園にテントを張って一泊した。その際、そこの家主が出てきてこの公園は私が管理を依頼されているのでテントを張ってもかまわないと言い、たしか彼が買って来たであろう惣菜を一口いただいた。自分の作品を見て行けと言われ家に上がった記憶がある。写真の記憶は少なく、書道家のように墨で大きな字が書かれていた記憶がある。
 少し前に梁山泊をキーワードにしてネットサーフィンをすると彼が写真家になっていることを知った。ブログでは体調が悪いようなことが書いてあった。
 今日はじめて彼が亡くなっていることを知った。出会った時に自分より年上だと思っていたが実際は自分より年下であった。一宿一飯の恩義は返せないままである。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A2%A8%E9%96%93%E5%81%A5%E4%BB%8B