XEAD Driverについてメモ

XEAD DriverのデータのEXCEL出力はID表示で出力した後、シート全体のセル設定を標準にしてCSVで保存すると、インポートから取り込める。でも、今はデータ量に気をつけた方がよさそう。
XEAD Driverは基本的には開発者向けのソフトなのだろうが、事務屋として見ると少し違った要求が出る。
データ型を変えると中のデータが無くなる場合があるのでデータのエクスポート、インポートは簡単な方がいい。
また、希望としては1000行から2000行程度のデータが出し入れが可能であってほしい。
多ければ多いほどいいわけだが、EXCELのデータは数百行までは目視で内容を確認する人が多くデータベースの必要性は感じないだろう。しかし、1000行を超えるデータの細かい内容をいちいち目視で確認する人は少ない。
中小企業の一人の事務屋が納品書などの商品単位のデータを扱うのでなく、月単位の請求金額などを扱う場合はこの程度あればとりあえず使い始めることができると思うし、社員に関連するデータを扱う時もこの程度あれば、結構利用範囲はあると思う。
実際に使って使用方法を理解する方が良いと思うし、小さなシステムをいろいろ作ってみて、違うパターンを作り込んでからの方が大きなシステムを作りやすいと思う。
大きなシステムにはXEAD Modelerも必要であろうが、自分が適当に作った小さなシステムをXEAD Modelerにおとしてみればよい。正しいシステム設計をしていたなら素直に落とし込めるだろうし、間違った箇所や改善箇所見つけてXEAD Driverの方に反映させることもできる。
現状のXEAD Driverでは数千行のデータはEXCELでは出力できない。(できないと思う。)EXCEL2000では出力できない。(EXCEL2003では書式が崩れるがデータは出力できる。LibreOffice4.0のcalcでは既定値をxlsファイルにすれば問題なく出力できた。)
そうするとデータベースにSQLを発行してデータを抜かなければならないが、XEAD Driverの標準DBであるderbyはJAVA系のDBなのでEclipseを使ったり、JAVA系のツールを使わないとデータを抜けないようだ。
今回、Ruby関係で調べてみたところではJRuby+derby用ドライバーでは可能なようだがCRubyでは難しいようだ。
直接は関係ないが良く使っているWIN32OLEのできあがりはJRubyのものはまだまだの感じ、derbyからデータを抜いてそのままEXCELでいろいろ加工することが、JRubyでもCRubyでもできなさそうである。
できれば将来的にsqlite3もサポートしてほしいところだ。sqlite3なら抜き出したデータをCRubyでEXCEL加工して出力できるし、多くの言語でアクセス可能だろう。derbyと同じようにデータベースファイルごとフォルダに置ける。また、業務システムの場合、実際に使っているシステムはその会社の社内情報が満載されている。それを削除した上でそれなりの量のデモデータをいれておかないと公開できなし十分な動作確認ができない。このあたりを解決することで後々いろんな人たちが小さなレファレンスモデルを公開する機会がふえるのではないかと考える。一人でいろいろ動かして試す場合、derbyとsqlite3はどちらも使いやすい。
最後に仕入先に納品書データの入力をしてもらう場合にXEAD Driverで作った納品書入力システムを仕入先に提供するのはどうだろう。オープンソースなのでコスト的なメリットは大きい。
マスターテーブル更新を行うプログラムでデータベースのマスターを更新すれば結構使えるのではないか。
こんな時にもderbyやsqlite3はいいと思う。